# むげいたいしょく
む
無芸大食
種類:大阪かるた
無芸大食
才能や技能がない人が、食べ物に対して非常に贅沢であることを指しています。つまり、何の努力もしていないのに、贅沢な生活を送っている人を揶揄する言葉。なんか自分のこと言われているようで嫌だなぁ。
数年前、酔っ払って転んで右膝関節を骨折。2ヶ月ほど外出禁止となりました。
医者からギブスが取れるまで足を地面ついたら一生使いものにならないと脅されて、生まれて初めての禁酒をいたしました。
酒を断つまでは甘いものを見ると胸が焼けたのですが、不思議と甘いものへの欲求が高まり、新たな嗜好を獲得。今では酒と甘味の両刀使いになっています。
足が完治した現在、そのような食特性がたたり、体重は増え、血糖値は上昇。糖尿病の診断を頂戴するにいたりました。
このような状態で日々放蕩生活を送っておりますので、陰では「無芸大食」とささやかれていると思います。だからこのお題はあまり手をつけたくありませんでした。
親のコネや資産を活かして、何の能力もないまま高い地位や給与を手に入れ、仕事も真剣に取り組まず贅沢な生活を送っているような人っていますよね。私の周りには幾人かいます。
また、芸能界やスポーツ界など、才能がないにもかかわらず、人気や収入が高い人たちも一種の「無芸大食」ですね。誰とはいいませんが。
しかし、一方で、「無芸大食」と呼ばれる人たちには、努力や経験値、人間性など、他の価値がある場合もあります。また、才能や能力があっても、無駄遣いをして贅沢な生活を送っている人たちも、「無芸大食」として扱われることがあります。
言葉の意味を過剰に解釈することなく、社会においては、「無芸大食」は、才能や努力を重んじ、謙虚な姿勢で取り組むことの大切さを訴えかける反面教師的な言葉として、用いられることがありますね。
テレビでは、よくフードファイトという大食い競争が放映されます。驚くことに、参加者たちは大食いを連想させる体型とは異なり、非常にスリムな体をしています。まぁ、芸能界ではスタイルを維持できなければ、大食いの分野でも生き残ることは難しいのでしょうね。
しかしながら、今回のイラスト作成では、芸能界の浮沈とは関係なく、思い切り脂質と炭水化物を楽しむファティな体型のキャラクターを描かせていただきました。これは自分への戒めも込められています。
無芸大食