# えんまのいろごと
え
閻魔の色事
種類:大阪かるた
閻魔の色事
地獄のファッショ閻魔大王。
色事にはとんと縁がなかった。
でも女性に告白するために盛装して薔薇の花束を。
「閻魔の色事」は「調和がとれない、不釣り合い」のような意味合いで用いられます。
死後の裁判を担当するとされる仏教の閻魔王が、色欲にとらわれることを揶揄した言葉です。
仏教においては、人間が死後には輪廻転生するとされており、その際には生前の行いが評価されて善悪が判断されます。この判断を担当するのが閻魔王であり、閻魔王はその厳格な裁きの姿勢から、仏教徒の信仰の対象とされています。
しかし、「閻魔の色事」という言葉が使われるように、閻魔王が色欲にとらわれることはあり得ないとされています。仏教では、色欲や欲望にとらわれることは、迷いや苦しみの原因となるとされており、閻魔王はそれを克服するために生前から修行を積んでいるとされています。
このことわざからは、高潔で厳格な立場にある人物が、下劣な欲望にとらわれることは許されないという教訓が含まれています。また、仏教においては、欲望や執着から自由になることが重要視されており、閻魔王もその典型的な例とされています。
でも、地獄界ではファッショの閻魔様。何でもできそうですけどね。
閻魔の色事