# みからでたさび
み
身から出た錆
種類:江戸かるた
身から出た錆
身って体かなぁ。気持ち悪い。
魂と同じ価値のあった刀になぞった。
かなり物語性のある絵です。
「身から出た錆」ということわざは、自分が行った悪いことや過ちが自分自身に返ってくることを意味します。
「錆」とは、金属が錆びて本来の輝きを失い、汚れや傷みが目立つようになることを指します。同様に、「身から出た錆」とは、自分が行った悪い行いや悪いことが自分自身に返ってくることを表現しています。つまり、人が自らの行動の結果を受けることができず、自分自身の過ちが自分を苦しめることを示しています。
このことわざからは、他人を騙そうとしたり悪事を働いたりすることは自分自身に大きな損害を与える可能性があるため、正しい行動を取ることが重要であることが教えられます。また、自分が損をしても正しいことを遂行することが、長い目で見れば自分自身の利益になることも示唆されています。
お絵かきの際には、最初は人の体から錆が生じている絵を描き始めましたが、その気持ち悪さに気づき、断念しました。
そこで、代わりに手入れの悪い刀に錆が入った絵を描くことにしました。しかしそれだけでは芸がないため、手入れが悪く錆が深部まで入り込んだ刀で手合わせし、結果的に刀が折れて負けてしまった様子を描くことにしました。そして、折れた刀を見て悔やんでいる侍の姿を設定しました。
この絵にはストーリー性があり、カッコいい雰囲気が漂っています。
身から出た錆