# かえるのつらにみず
か
蛙のつらに水
種類:京都かるた
蛙のつらに水
蛙の顔に水がかかって喜んでいる様を絵にしました。
子供の頃のやんちゃを思い出しました。
「蛙のつらに小便」と覚えていたのですが、まぁいいですね。
他人から攻撃を受けてもケロッとしている様子ですね。
この頃、蛙を見る機会がまったくありませんが、子供の頃近くの沼に嫌になるほどたくさんいたガマガエルにおしっこを浴びせて遊んだ記憶がよぎります。でも、蛙たちは喜ぶことなく一目散に池へ逃げていきましたよ。
蛙は絶対に嫌がっていました。このことわざの真偽はいかに。
さて、この「蛙のつらに水」という表現は攻撃をしている側の考えです。
しかし、攻撃を受けている側の考えはまったく異なるはずです。
例えばいじめやパワハラを受ける側に立って状況を考えてみましょう。
攻撃を受ける側は、自分自身が無実であっても、周りからの嫌がらせや攻撃によって心身ともにダメージを受けることになります。解決までの糸口の一つに「蛙のつらに水」を装う必要があるのかもしれません。
同様に批判的なコメントや評価が多いSNSなどでも、自分自身を保てなくなる場合がありますが、プライオリティ確保のために「蛙のつらに水」を押し通す必要が生じることがあるかも。
このように、攻撃を受ける側はやむなく「蛙のつらに水」を装う必要があるにもかかわらず、攻撃者から見ると何も堪えていないように見えるのでしょう。
「蛙のつらに水」って思う前に相手の気持ちを考えないとね。
蛙のつらに水