# Time is money
と
時は金なり
種類:その他格言
時は金なり
数ある同義のことわざを抑えて堂々の一位を獲得していることわざですね。
なぜ、首位を獲得できているのでしょうか。考えてみました。
「時は金なり」とは、アメリカの政治家で実業家であるベンジャミン・フランクリンが1748年に出版した『若き商人への手紙』の中で使用された言葉です。この格言は、時間を無駄にすることはお金を無駄にすることと同じであり、時間を大切にすることの重要性を意味しています。
現在では、世界中で知られることわざとして、「時は金なり」はビジネスシーンだけでなく日常生活でもよく使われ、時間の大切さを教えてくれる言葉となっています。
確かに、そのような考え方は素晴らしいのですが、実際に実行するのは難しいこともありますね。
過ぎ去った時間は取り戻せないという事実は、東西を問わず普遍的なものです。そのため、「時間を大切にする」という意味合いのことわざや格言が数多く存在します。具体的な例としては、「一寸の光陰軽んずべからず」「光陰矢の如し」「歳月人を待たず」「少年老いやすく・・・」などがあります。
そのような多くの同義の中で、「時は金なり」は首位の座をキープしています。
時間をお金に例えることによって、時間の大切さや有限性を具体的に捉えることができます。また、お金に関連する経済的な概念や活動は多くの人々にとって身近で理解しやすいものです。そのため、「時は金なり」を用いることで、広範な人々に共感や理解を呼び起こすことができるのです。
さらに、「時は金なり」という格言は言葉自体が短くて覚えやすいという特徴もあります。その簡潔さにより、会話や文章で気軽に引用されることがあります。その結果、広く知られ、頻繁に使用されることで定着度も高まっているのかもしれません。
ただし、他のことわざや格言と同様に、文化や言語の背景によって受け取り方や解釈が異なることもあります。異なる文化や背景の人々にとっては、別のことわざや格言がより共感や理解を得る可能性もあります。
総じて言えることは、「時は金なり」という格言は時間の大切さを示す際に広く使われ、受け入れられていることです。時間とお金という具体的な要素を結び付けることで、人々の共感や理解を呼び起こし、時間の有効活用や大切さについて考えるきっかけとなるのかもしれません。
時は金なり