集まるのは自然の摂理

「類は友を呼ぶ」という言葉と同じ意味ですね。

さて、自然界では物質を放置すると、同じ元素や分子同士が引かれ合って結晶を形成していきます。
これには以下のような理由があります。①結晶は、通常最小の自由エネルギー状態で存在し、そのため原子や分子が規則正しい配列構造を形成することがあります（エネルギーの最小化）。②結晶は、熱力学的に安定な状態であることが多く、物質が液体から固体へ変化する際には、結晶化することがよく見られます（熱力学的な安定性）。
要するに、結晶状態が最もエネルギーを節約する状態なのです。これは自然の摂理ですね。

この概念は人間にも当てはまります。
当たり前のことですが、同じような趣味や嗜好を持つ人々は、円滑に会話ができたり、共同で行動する際にも軋轢が生まれにくいと考えられます。要するに、省エネですね。

さて、いつもの仲良しの5人組。ある日、「明日は鍋パーティーをするから、みんな集まってね」という連絡がありました。何も予め相談していなかったにもかかわらず、全員が赤い縞柄のシャツを着ていたのです。ちょっと不気味ですね。