# ろくじゅうのみつご
ろ
六十の三つ子
種類:大阪かるた
六十の三つ子
年をとると、再び幼児のように無邪気になったり聞きわけがなくなったりしますね。むかしは近所の老人によく遊んでもらったなぁ。
かつては還暦を迎えると、サラリーマンなら定年退職し、潤沢な年金を受け取りながら、ゆったりとした老後を過ごすことができたかもしれません。当時のお年寄りの周りには、近所の子供たちが集まり、一緒に様々な遊びを楽しんでいた思い出があります。しかしながら、最近ではそうしたことをすると不審者と疑われ、最悪の場合は警察に通報される可能性もあります。のんびりとした老後を過ごすことも容易ではないかもしれません。
かつて、お年寄りの元に子供たちが集まった理由は、親よりも「話が合った」からかもしれませんね。お年寄りは子供たちに合わせてくれたのか、子供たちと同じレベルで楽しむことを喜んでいたのかもしれません。
このように、近所の子供と無邪気に遊ぶ老人はありがたい存在ですが、年を重ねると幼児のようにわがままで聞き分けのない方もいらっしゃいます。このような人々は、いわば「かんしゃく持ち」とも言えるかもしれません。加齢による身体や精神の変化が影響している可能性もあります。周囲にもこのような人々が増えているように感じます。
一概に断定することはできませんが、年をとると成人が子供のような言動や行動をする原因はさまざまです。
最近、私は真剣に親の介護について考えることが増え、時折かんしゃくを爆発させる親のことが頭によぎります。
六十の三つ子