# バタフライ効果
か
風が吹けば桶屋が儲かる
種類:その他格言
風が吹けば桶屋が儲かる
このことわざは、「風が吹く→埃が舞い上がる→目が痛くなる→三味線の需要が増える→猫が狩られる→ネズミが増える→ネズミが桶をかじる→桶の需要が増えて桶屋が儲かる」という、謎めいた連鎖的な関係を描いたような内容です。
「風が吹けば桶屋が儲かる」の注釈を『無跡散人「世間学者気質」』よりそのまま転載しますと以下の通りです(注:転載なので当方に記載内容に責任はありません)。
とかく今の世では有ふれた事ではゆかぬ。今日の大風で土ほこりが立ちて人の目の中へ入れば、世間にめくらが大ぶん出来る。そこで三味線がよふうれる。そうすると猫の皮がたんといるによって世界中の猫が大分へる。そふなれば鼠があばれ出すによって、おのづから箱の類をかぢりおる。爰(ここ)で箱屋をしたらば大分よかりそふなものじゃと思案は仕だしても、是(これ)も元手がなふては埒(らち)明(あか)ず
目の悪い人を差別したり、動物愛護的に問題があったりと、ちょっとね。
そこで、「風が吹けば桶屋が儲かる」の同義語とされている「バタフライ効果」を絵にすることにしました。
でも、この「バタフライ効果」も難題なんですよ。
「バタフライ効果」の由来は、気象学者のエドワード・ローレンツが1972年にアメリカ科学振興協会で行った講演の「予測可能性:ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきはテキサスで竜巻を引き起こすか?」とされています。しっかりとした内容検証をしながら絵にすると、絶対に「・・・桶屋が儲かる」より面倒なことになりそうですが、そこは簡略化。
風が吹けば桶屋が儲かる