風が吹けば桶屋が儲かる

# バタフライ効果

風が吹けば桶屋が儲かる

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2023/12/18

種類:その他格言
風が吹けば桶屋が儲かる

このことわざは、「風が吹く→埃が舞い上がる→目が痛くなる→三味線の需要が増える→猫が狩られる→ネズミが増える→ネズミが桶をかじる→桶の需要が増えて桶屋が儲かる」という、謎めいた連鎖的な関係を描いたような内容です。


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不適切な内容ですね

「風が吹けば桶屋が儲かる」の注釈を『無跡散人「世間学者気質」』よりそのまま転載しますと以下の通りです(注:転載なので当方に記載内容に責任はありません)。

とかく今の世では有ふれた事ではゆかぬ。今日の大風で土ほこりが立ちて人の目の中へ入れば、世間にめくらが大ぶん出来る。そこで三味線がよふうれる。そうすると猫の皮がたんといるによって世界中の猫が大分へる。そふなれば鼠があばれ出すによって、おのづから箱の類をかぢりおる。爰(ここ)で箱屋をしたらば大分よかりそふなものじゃと思案は仕だしても、是(これ)も元手がなふては埒(らち)明(あか)ず

目の悪い人を差別したり、動物愛護的に問題があったりと、ちょっとね。

そこで、「風が吹けば桶屋が儲かる」の同義語とされている「バタフライ効果」を絵にすることにしました。
でも、この「バタフライ効果」も難題なんですよ。
「バタフライ効果」の由来は、気象学者のエドワード・ローレンツが1972年にアメリカ科学振興協会で行った講演の「予測可能性:ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきはテキサスで竜巻を引き起こすか?」とされています。しっかりとした内容検証をしながら絵にすると、絶対に「・・・桶屋が儲かる」より面倒なことになりそうですが、そこは簡略化。

その他格言

風が吹けば桶屋が儲かる

作画:
最初は、「風が吹く→埃が舞い上がる→目が痛くなる→三味線の需要が増える→猫が狩られる→ネズミが増える→ネズミが桶をかじる→桶の需要が増えて桶屋が儲かる」という連鎖的な関係を絵にしようと思いました。しかし、これがあまりにもややこしく、現代社会では説明が必要な部分が多いため、断念しました。その代わりに、「バタフライ効果」という同義語を絵にしました。しかし、これも直球的な表現で、蝶が羽ばたいて竜巻を引き起こしているというとんでもない絵に仕上がりました。
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「風が吹けば桶屋が儲かる」(その他格言)の解説(私見)
よし!明日から、何か不都合なことが起こったら「バタフライ効果」って逃げようっと。
イラストご利用の注意:掲載のイラストは「イラストご利用の注意」に沿い、ご利用いただくことが可能です。

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