十人十色

# Different strokes for different folks.

十人十色

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2023/08/09

種類:その他格言
十人十色

スライ&ザ・ファミリー・ストーンの1968年の曲「Everyday People」の歌詞のフレーズ「Different strokes for different folks.」が、日本では「十人十色」と訳され、多様性尊重の基盤となりました。この言葉は、異なる価値や視点を尊重し、共存する重要性を象徴しています。


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現代はより重要な考え

『十人十色』という言い回しの出典は、明確に特定することは難しいですが、夏目漱石の「吾輩は猫である」にも使用されており、古くから存在していたと考えられます。ただし、『各人各様』や『多種多様』など、他の類義語も多数あるため、あまり広く知られていない表現だった可能性があります。1968年にスライ&ザ・ファミリー・ストーンが発表した曲「Everyday People」の歌詞にあるフレーズ『Different strokes for different folks.』が、日本では『十人十色』と訳され、一躍注目を浴びることとなりました。

「十人十色」という格言は、各人が異なる考え方や価値観を持つことを表すものです。現代社会において、この格言は多様性の尊重と深い関わりを持っています。私たちは、人種や性別、宗教、文化背景などの異なる要素によって多様な社会を形成しています。多様性は、単なる違いだけでなく、各個人の豊かさや独自性を尊重し、共に共存する力を備えています。

多様性の尊重は、対話と理解を重視する重要な一環です。異なる視点を持つ人々が出会い、意見を交換することで、新たなアイデアやソリューションが生まれます。異なる経験やバックグラウンドから得られる知識と洞察は、創造性を刺激し、革新的な発展を推進します。

また、多様性の尊重は社会の調和を保つためにも欠かせません。違いを認め、受け入れる姿勢は、対立や偏見を減少させ、共通の目標に向かって協力する土壌を育成します。これにより、社会全体がより包括的で公正なものとなります。

「十人十色」の精神を現代においても活かすためには、教育と啓発が重要です。異なる文化やバックグラウンドに関する知識を広めることで、偏見や誤解を減少させ、多様な価値観を尊重する文化を醸成します。

要するに、多様性の尊重は、社会の発展や調和を促進する鍵と言えます。私たちは、異なる個性や考え方が社会全体の豊かさを形成していることを理解し、共に共存し、尊重しながら、より良い未来を築いていく責任があります。

現代において、これがますます重要になっていると考えます。

その他格言

十人十色

作画:
「十人十色」という表現は、個々の人がそれぞれ異なる考えや感じ方を持つことを意味します。数の登場する同義語としては、「三者三様」や「千差万別」などがありますが、私は絵にするには10人程度がちょうど良いと判断し、「十人十色」という言葉を採用しました。
そして、「十人十色」に関連する曲「Everyday People」の歌詞に出てくる「緑色の存在を受け入れられない青色の人がいる。太った人と暮らしているので、痩せようと努力している。十人十色、みんな協力して共に生きていかなければならない。」というような意味の部分を絵にしました。
There is a blue one who can't accept the green one
For living with a fat one, trying to be a skinny one
And different strokes for different folks
And so on and so on and scooby dooby doo-bee
十人十色 のメイン画像
「十人十色」(その他格言)の解説(私見)
高校時代、教師に「ユニークは包容力のある言葉だが、お前はそれを逸脱している」と指摘されたことがあります。
なんともひどいいわれようですが、「十人十色」をも逸脱しているということしょうか。
イラストご利用の注意:掲載のイラストは「イラストご利用の注意」に沿い、ご利用いただくことが可能です。

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