# 古いことわざ・格言の挿絵を現代風にアレンジしています。
2023年1月
神田の古本屋街を散策している最中、滑川道夫氏の著書『新釈いろはかるた』という本に出会いました。立ち読みをしているうちに、内容への興味が深まり、さらにその装丁の美しさに魅了され、購入することにしました。
滑川氏によれば、私が幼少期に親しんだ「犬棒カルタ」は正式には「江戸いろはかるた」と呼ばれ、その起源は「京いろはかるた」にあるとのことです。さらに、地域によって異なる「いろはかるた」が派生しており、大阪や名古屋などでも広まったそうです。江戸時代が終わり近代に入ると、印刷・出版業が東京に集まり、自然と「江戸いろはかるた」が大量に広まり、主流の地位を確立したとのことです。
同書では、「江戸かるた」と「京かるた」を古いかるた札絵とともに紹介しています。現在販売されているかるたもほぼ同書に掲載の江戸時代のままで、現代人にとっては理解しにくい内容や絵柄もあります。そこで私は現代風のイラストを描き起こし、独自の解釈を加えながらかるたを紹介するウェブサイトは面白いのではないかと考え、本サイトを立ち上げました。
時間があるときに更新をしていく予定ですが、残念ながら私自身の知識は浅く、聞いたことのないかるた札も含まれているため、完成までにかかる時間は分かりません。取り扱う題材は「江戸かるた」と「京かるた」に加えて、先述の書籍で紹介されていない「大坂かるた」も取り上げます。
かるた以外のことわざや格言、慣用句なども幅広く取り上げ、興味深い内容を提供できればと思っています。
さらにさらに、無謀な企画ですが、日常生活で「なんか気になるな」と思ったことを取り上げ、創作格言として紹介していく予定です。
これらの格言の意味や状況をイラストとともに掲載することで、視覚的にも楽しめる企画となるでしょう。
最新作:
ファーストペンギン
種別:
その他格言
アメリカでは、新しい分野に挑む先駆者を「ファーストペンギン」として称賛し、初挑戦の勇気を評価します。一方、日本では「出る杭は打たれる」という諺があり、目立つことや異なる行動を抑える傾向があります。この文化的な違いは、両国の産業構造やイノベーションの広がり方にも影響を与えています。
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ファーストペンギン
かるた風のレイアウトとフリーDL可の500px画像を掲載しています。
各イラストにはプロテクトなどは施しておりませんのでご自由にダウンロードの上ご活用ください。
Maxim: a short, pithy statement expressing a general truth or rule of conduct.
マキシム: 道理や行動規範を示す短くて簡潔な表現。ことわざ、格言、座右の銘。