かわいい女の子に泣かれると、男は弱い。
これはもう、幼少期に母親の涙を見たときから、老年に差しかかった今に至るまで、まったく変わらない“普遍の法則”だと思う。
そして不思議なことに、女性はある程度の年齢まで、
「涙ぐめば男は負ける」
ということを本能的に理解している節がある。
非常にあざとい。
しかし、そのあざとさに毎回やられてしまうのが男という生き物だ。
私も例外ではない。
むしろ典型例だ。
だからこそ、私は考えた。
「涙ぐむ若い女性」のイラストシリーズを作って、本番の耐性をつけよう。
これを見慣れておけば、実際に涙ぐまれても動じないはずだ。
……と、淡い期待を抱いたのだが、
描けば描くほど、逆に耐性が落ちている気がする。
可愛い子が涙ぐむ姿は、どうあがいても心に刺さる。
涙ぐむ女性を見ると、男は「泣かれたら勝てない」と思いがちだが、
実は涙にはこんな背景がある。
■ 1. 女性の涙は“共感を呼ぶ”という研究結果
心理学の研究では、
涙は相手の共感スイッチを強く押す
という結果が出ている。
特に男性は、女性の涙に対して「守らなければ」という反応が出やすい。
■ 2. 涙は“怒り”や“悔しさ”の表現でもある
女性が涙ぐむと、男は「悲しいのかな」と思いがちだが、
実は怒りや悔しさの表現であることも多い。
つまり、涙は感情の“出口”のひとつ。
■ 3. 日本文化では“涙=弱さ”ではなく“誠実さ”
日本では、涙は「本音が出た瞬間」として受け取られやすい。
だからこそ、涙ぐむ女性を見ると、男はつい心を許してしまう。
イラストの世界でも、涙ぐむ女性は強い。
つまり、
涙ぐむ女性は、イラストとしても強力なモチーフ
なのだ。
ただし、描けば描くほど、
「本番の耐性をつける」という当初の目的からは遠ざかっていく。
むしろ、涙ぐむ女性の破壊力を再確認するだけである。
女性の涙には、男が抗えない何かがある。
それは文化でも、心理でも、進化でも説明できるが、
結局のところ、
“かわいい子が涙ぐむと胸が痛む”
という単純な真理に行き着く。
そして今日も私は、
「涙ぐむ若い女性」のイラストを描きながら、
本番の耐性どころか、
ますます弱くなっていく自分を感じている。
だが、それもまた悪くない。
涙ぐむ女性の魅力を知ることは、
人生の“うんちく”としては十分価値があるのだから。